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2013年8月18日日曜日

ブラック企業ってなんだ?!

ブラック企業とは
近頃、ブラック企業という言葉がメディアを賑わせていますが、正直、私はブラック企業の定義がよくわかっていません。当ブログをご覧の皆さんはきちんと理解出来ているでしょうか?

wikipedia によるとブラック企業とは、

広義には入社を勧められない労働搾取企業を指す。労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)を従業員に強いたりする、もしくはパワーハラスメントという暴力的強制を常套手段としながら本来の業務とは無関係な部分で非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)のことを指す。

だそうです。この説明を読むと、「うんそうだ。その通り。それこそがブラック企業だ。」と納得出来るのですが、では、全ての法令に一切抵触せず、グレーゾーンな条件での労働を一切従業員に強いず、長時間労働を強いず、パワハラによる負担を一切与えていない企業や法人って、いったい日本全土でどのくらいあるのでしょうか。

「全てにおいて当社は完全無欠だ!神に誓ってもありえない!」と言い切ることの出来る企業・法人はそれほど多くないのではないでしょうか。私の認識では、企業・法人の規模の大小を問わず、多かれ少なかれ、何がしかのブラック的な部分というのは抱えているように思われます。皆さんの会社や取り引き先、お知り合いの会社はどうでしょうか?

ブラック企業の基準
私はブラック企業があってもいいなんて言ってる訳でも、逆にブラック企業なんてあり得ないと言っている訳でもありません。そんな会社があるなら当然吊るし上げられても仕方ないと思っていますし、ブラック企業撲滅に力を入れるべきだとも考えます。ただ現在、リベラルを自認するマスコミが、ここぞとばかりにブラック企業のあぶり出しと叩きに懸命なように、労働争議発生=ブラック企業などという安易な図式には納得が出来ていないのです。

あくまでも私の感覚ですが、100%のブラック企業なんてほぼ存在していないし、0%のホワイト企業だって存在していない。ほとんどの企業はその中間であるグレー企業であり、その濃淡が99%だったり56%だったり27%だったり‥‥。もちろん明確な基準なんて作れないのですから、例えば60%以上はアウトで30%以下ならOKなんていうラインも実質的に引くことは不可能です。

しかし、実際にマスコミはいくつかの企業を槍玉に挙げてブラック企業だと叩いています。誰でも知っているような大手企業ばかり‥‥。正直、地方の中小企業にどれだけブラックな会社があろうと、恐らくメディアが取り上げることはないでしょう。誰も注目してくれませんからね‥。

ブラック企業の問題点
では、これだけメディアで取り上げられながらも、ブラックと呼ばれる企業が減っていく気配を見せないのはなぜでしょう。言うまでもなく、経営陣と労働者との認識の違いです。仕事に対する意識の違いと言ってもいいかもしれません。

恐ろしいことですが、ブラックと呼ばれる企業経営者の多くは、なぜ自社がブラックと呼ばれなければならないのか理解出来ていませんし、時にはそのことに憤慨していたりします。なぜなら、ブラック企業という視点はあくまでも労働者サイドからのものであり、経営者サイドのものとは明らかに違っているからなのです。

経営者は企業の持てる資源を有効活用し、少しでも多くの利益を出さなければなりません。そのためには経費の節約もしなければならないでしょうし、時には人件費の圧縮も試みなければならないこともあります。ただ、それらは基本的にどの企業も行っていることであり、ライバル企業に勝とうとすれば、圧縮された経費を更に圧縮し、それによって原価を下げ、ライバルより少しでも低い売価設定をということも想定されます。

かといって、そのしわ寄せを力の弱い労働者へ向けられては困るから、労働基準法他各種法令で守らているわけですが、それら法令を守らない場合もあれば、守っているのか守っていなのか判断に困るようなギリギリのところまで削りを入れてきたりします。法令無視の場合はともかく、経営陣としてはビジネスとして至極当然のこと、または仕方ない措置としてそれらを実施していますから、少なくとも外部からブラックだなんて言われる筋合いはない!ということになるのです。

ブラック企業ではない?
ところで、昔から過酷な労働環境と言われながら、ブラック企業としてはそれほど名前の出てこない業界があります。例えば商社や証券業界などです。

それぞれの業界がどう苛酷なのかは今さらここでご紹介はしませんが、なぜこれらの業界がブラック企業として叩かれないのかの理由は明確です。どれだけ過酷な労働環境であろうが労働条件であろうが、出てきた実績に対しては誰もが納得するだけの報酬を支払っているからです。いいか悪いかは別にして、払うべきものをちゃんと払っているから労働者からの文句も出ないし(または少ないし)、逆に周囲からは羨ましがられたりするのです。

そうなんです。現在メディアでブラックとして叩かれている企業の多くは、薄給でこき使っているからという場合がほとんどなのです。本当の意味で労働環境が悪いからではなく、なのにこんな給与で働かせやがって!という不満の現れと見ることが出来ます。

となると最初に引用したwikipediaのブラック企業の説明は十分なものではないということになります。



という長い長い解説を踏まえ、労働者と経営者双方に私なりのアドバイスをまとめてみました。何だかとても偉そうですが(^^;。
労働者へのアドバイス
ネット時代で小さな会社でもそれなりに情報を入手することは出来ますから、事前の情報収集はとても大事です。そのうえで、自分が企業や労働に対して何を求めるのかによって、企業を選びましょう。大きな報酬を望むのであれば自ら進んでブラック企業で働くという選択肢もありです。安定や気楽さを求めるのならよりホワイト寄りの企業選択を。やりたい仕事がそもそもブラック業界であれば、自らが改革の口火を切るくらいの意識が欲しいところ。

いずれにしても、今の時代、就職した企業で定年までずっと働かねばならないという意識を捨て、ダメだと思ったらさっさと次を探すくらいでも私はいいのではないかと思っています。無理して我慢して、結局心や身体を壊してしまっては元も子もありませんからね。ただし、安易な転職の繰り返しは自らを貶めることになる場合もありますので、その点は十分注意を。

経営者へのアドバイス
生まれ付いての経営者という方はともかく、一度でも労働者として仕事をしたことのある方であれば、労働者としての視点もしっかりと持っておいてください。確かに高額な報酬を支払えばブラック企業と呼ばれたりしませんが、なかなか容易でないことは労働者だってわかっています。法令違反はもっての外ですが、多少のグレーくらいなら無茶を言ったりしません。その境目は、あなたが社員に対して見せる人間性次第です。皆で夢を共有してください。皆で夢を追いかけてください。

もしあなたが社員を道具の一つ、帳面上のコストの一つくらいにしか考えていないのであれば、せめて報酬くらいは充分に出してください。不満はたらたらかもしれませんが、少なくともブラック企業と呼ばれる可能性は少なくなるでしょう。

え?それなりの報酬を出す気もないし、ブラック企業と呼ばれようと気にならない?うーん、困りましたね。もしそうなら自らブラック企業と名乗ってください。間違いなく社員の集まりは悪くなると思いますが、もしかしたら面白い社員が集まってくるかも‥‥しれません。

2013年8月16日金曜日

エネルギー保存の法則と家計簿とダイエット

私は生まれ持った典型的な文系人間ですが、理系でなくても、「エネルギー保存の法則」くらいは知っている人も多いのではないでしょうか。

力学的、熱、科学、電気、光などのエネルギーは、それぞれの形態に移り変わるが、エネルギーの総和は変化しない。

例えば1mの高さに持ち上げられたボールの持つ位置エネルギーは、落とすことで空気との摩擦で熱エネルギーに変化したり、ボールが地面に衝突することで熱ネルギーに、ボールが跳ね返ることで位置エネルギーに・・・というようにエネルギーの種類は変化しても、それらの合計は元々ボールが持っていた位置エネルギーに等しいというものです。※適当いい加減な例えですが、主旨は理解してもらえるかと(^^;

もちろんエネルギー保存の法則にもいろいろな見方があるようですが、我々が一般生活で考えるレベルにおいては、上記のような捉え方でそれほど問題はなさそうです。

で、何が言いたいのかというと、これをダイエット、要するに人の体重におきかえて考えれば、体重を減らすためには何をどうすべきなのかが、少し明確に見えてくるのではないか、ということなのです。そしてそれを説明するには、家計簿を用いるのがわかりやすいのではないかと考えたのです。

まず私が立てた仮説は以下の通り。

元々持っているエネルギー(体重)は、入力(食事)と出力(運動や代謝)の差し引きでのみ変動する。

普通に考えれば仮説でも何でもなく、当たり前のことだと思われるのですが、ダイエットに苦労している方は、こんな当たり前のことが理解出来ていないか、理解しようとしていないと思われる節が多々あるのです。だって「水しか飲んでないのに体重が増える」とか、「食事をしなくても体重が減らない」などと、上記仮説を覆す事象を平気で言っているのですから。

ということで一日のエネルギーの入出力を家計簿形式で表記してみることにしました。なお、計算方法がわからないので単位はバラバラなままですし、数値は正確なものではありませんので、予めご了承ください。

前日からの繰り越し分60kg 
品目入エネルギー出エネルギー
朝食350kcal 
通勤(徒歩20分) 80kcal
作業(午前中) 120kcal
昼食520kcal 
作業(午後) 160kcal
3時のおやつ133kcal 
通勤(徒歩20分) 80kcal
夕食1280kcal 
入浴 60kcal
おやつ210kcal 
基礎代謝 1,530kcal
小計60kg+2,493kcal2,030kal
翌日への繰り越し分 60kg+463kcal

エネルギー保存の法則に則れば、このエネルギー簿?の「入エネルギー」の合計と、「出エネルギー」の合計は上記サンプルのように必ずイコールにならねばなりません。逆に言えば、「水しか飲んでないのに体重が増える」ということは、このエネルギー簿が成立せず(左右の合計が合わない)、当然エネルギー保存の法則を否定することになります。

要するに、ダイエットに失敗している人の一部・・・は、物理法則を否定するような無茶な言い訳をして、自分を貶めているだけ、なんですよね。言葉としては極端な表現ですが、冷静にダイエットを成功させるためには、当たり前のことを当たり前に受け止める必要がありそうです。

ということで、仮説は成立したということで、まとめです。

  1. 食べるから太るんだ → 食べなけりゃ太らないんだ
  2. 動かないから痩せないんだ → 動けば痩せるんだ

え?これが結論?はい、これがエネルギー保存の法則と家計簿を活用した、ダイエットに関する結論です。何か新機軸を期待していた人には申し訳ないのですが、「楽して痩せる」とか「食べて痩せる」とか、そんなことは夢物語でしかないってことです。

ちなみに私は、20歳:47kg、25歳:52kg、30歳:55kg、35歳:65kg、40歳:70kg、45歳:75kg、現在(間もなく49歳):62kg、というような状況です。

2013年8月15日木曜日

【Facebook】アカウントは個人名、実名、1つだけ

いまだにというか、Facebookの裾野が広がれば広がるほど、やってはいけないことを平気でやる人が増えて来る。まぁ、当たり前のことと言えばそうなんだけど、中でも法人や団体、グループなどの名義でアカウントを取得してるのが目に付いて仕方ない。

私の友達にはそういう人がいないので、友達でも何でもない人(この場合相手は法人名や団体名だったりするので人という表現が正しいかどうかはわからないが)に、あなたがやっていることはルール違反ですよと、わざわざ忠告するのもなんだかなぁという気がするし。

先日なんて、「法律事務所」名義のアカウントを見つけてビックリ。規約類も読まずにサービスを利用するような法律事務所なんて、何かあっても絶対に依頼したくないぞ(笑)。

ヘルプセンターの記述
Facebookの共同アカウントを作成したり、他の人とFacebookアカウントを共有したりすることはできますか。

Facebookアカウントは個人用です。したがって、共同アカウントは許可されていません。また、1つのメールアドレスでは1つのFacebookアカウントしか登録できません。
それぞれのアカウントは1人の人物のものであるため、弊社ではすべてのユーザーにアカウントで本名を使うことをお願いしています。これにより、つながりを持つ相手が誰であるかを常に知ることができます。
ヘルプセンター > Facebookをはじめましょう > 登録 > アカウントを作成  https://www.facebook.com/help/345121355559712/

例えば私が「松本家」というアカウントを作成し、家族みんなで共有して利用する・・・なんてことはダメなわけです。アカウント=1個人でなければならないため、家族でも許されないのです。

名前に関するポリシーの詳細
Facebookではどんな名前が認められますか。

個人アカウント
Facebookは、ユーザー同士が実名を使って交流するコミュニティです。すべてのユーザーの方に、実名をご登録いただいています。これは、コミュニティの安全を維持するのに役立っています。
(中略)
  • 使用する名前は、クレジットカードや学生証などに記載されている実名でなければなりません。
  • ニックネームは、実名のバリエーションである場合に限り、認められます(ロバートのかわりにボブなど)。
  • アカウントに別の名前(旧姓、ニックネーム、事業で使用している名称など)を表示するには、タイムラインに別名を追加します。
  • タイムラインは個人用ですから、一個人の名前のみ登録できます。
  • 他人や関連のない団体等を名乗ることは禁じられています。
デスクトップヘルプ > アカウントの管理 > アカウント設定  https://www.facebook.com/help/www/112146705538576

私は皆から「よっさん」と呼ばれているからと、アカウント名を「よっさん」にすることは出来ません。その場合は本名で登録後、別名として追加します。また、旧姓などを登録しておきたい場合も同様です。

登録とアカウントのセキュリティ
Facebookでは、利用者に実名および実在の情報を提供していただいています。これを維持するには、利用者の協力が必要です。利用者は登録とアカウントのセキュリティの維持に関連して、以下の点を守ることを弊社に確約するものとします。
  1. Facebookで虚偽の個人情報を提供したり、許可を得ることなく自分以外の人のアカウントを作成することはできません。
  2. 個人用アカウントを複数作成することは認められません。
  3. アカウントが弊社によって停止された場合、弊社の許可なく新たなアカウントを作成することはできません。
  4. 個人用タイムラインを営利目的で利用することはできません。このような目的にはFacebookページを利用するものとします。
(後略)
Facebook利用規約  https://www.facebook.com/legal/terms

私は個人事業主であり、事業名をアカウントにしても個人名と同等だし、営利目的で使うつもりはないからいいのではないかと思われる方がいるかもしれませんが、 ではなぜそこまでして個人名登録を避けなければならないのかと、逆に質問したいですね(笑)。

まとめ
  • Facebookのアカウントはあくまでも本人が個人名で登録。
  • 個人名はクレジットカードや学生証などに記載されている実名。
  • 許されるアカウントは1人に1つのみ。
  • 営利目的の活動はFacebookページを利用。

3年後の日本を想像してみた

ビジネスとして物事を捉える際、やはり3~5年後に世間がどのようになっているかを想定しないことには計画も何もあったものじゃありません。ということで、あくまでも私が想像している数年後の日本をキーワードごとにまとめてみました。ただし、書き始めてみるとキリがないことに気付いたので、とりあえず第一弾ってことにしておきます。

【インターネット接続】
--- 光化の拡大と無線接続の本格化 ---
ADSLなどアナログ回線の光ケーブルへの移行は引き続き進むと思われますが、無線への移行がこれまで以上に進むのではないかと考えています。10数年前にADSLが出始めた頃、本命は光回線だと言われていましたが、私はその頃から本命はケーブルレスの無線だと言い続けており、速度・セキュリティ・エリアが拡大し、反して費用が下がってきている状況からしても、そろそろ本格的な無線時代の到来ではないかと想像されます。当面はWiFiでしょうが、本命は‥‥WiMAXではないような気がしています。

【携帯電話】
--- スマートフォンへの順調な移行 ---
機種交換の際にはスマートフォンが当たり前となりつつありますが、やはり旧来のガラケーの方が使いやすいとスマートフォンから再度ガラケーへ戻る人もいると聞きます。確かに通話とメール程度の利用しかしないのであれば、使い勝手はガラケーに軍配が上がると私も思います。ていうか、私自身今もガラケーです‥。が、世間のスマートフォン化の流れはこのまま止まることはないでしょう。特に新規に購入する中高生のほとんどがスマートフォンですから、後はメーカーが、販売台数の伸びないガラケーをいつまで作り続けてくれるかですが‥あまり期待は出来ないでしょうね。好むと好まざるにかかわらず、私もいずれスマホ持ちでしょう‥。

【自動車】
--- ガソリンからハイブリッドへ、そして電気自動車へ ---
プリウスやインサイトなどのハイブリッド車が人気ですが、やはり本命はフル電動であり、今後はガソリンエンジン→モーターへの置き換えがさらに進むと思われます。もちろん技術的な問題もありますが、その置き換えを促進するのがガソリンスタンドの衰退です。ハイブリッド化+高燃費化することで、今も日本中でガソリンスタンドの売上減による閉鎖が進んでおり、このままではガソリンの確保が大変な時代になりかねません。人口過疎地域では既に、給油をするため片道30分も走らねばならないところも出てきているようで、それでも今後車の購入時にガソリン車を選択するかどうか‥。

【ファッション】
--- ファストファッションのさらなる拡大 ---
ユニクロやZaraなどのファストファッションが人気となっていますが、今後3~5年でこの流れが大きく変わることはないと思われます。どころか、さらに領域が拡大し、カジュアルウェアだけに留まらず、トラッド系やスポーティ系、ロリータ系などのファストファッションが登場し、消費者の選択肢はグッと増えてくるのではないでしょうか。ただそれが、新規ブランドなのか、既存ブランドがアイテム追加してくるかはわかりませんが、逆に言えば選択肢の拡充がファストファッション拡大の必須条件になるような気がしています。

【新聞】
--- 生き残りへのターニングポイント ---
この3年くらいで大きく変わることはないでしょうが、この3~5年が新聞業界にとっては大きなターニングポイントになるように思われます。エコ化に反する多量の紙の消費、思想や権益に傾いた情報の氾濫、若者の活字離れ、マンションのオートロック普及による戸別配達の困難化などなど、解決しなければならない問題山積です。そして最も大きな問題であるインターネット普及による新聞離れについて、未だ有効な解決策を見い出せていない現実。この数年以内に、「取材に基づいた正確なニュースを消費者に届ける」という基本姿勢から、新たなビジネスモデルを構築出来ないと大変なことになりかねないと感じています。

【テレビ】
--- ネット対応によりローカル局が存亡の危機 ---
テレビ放送のデジタル化は、視聴者のデジタル化をも生みました。それまでの数10年間、お茶の間にあり、家族団欒の中心であったテレビは、見ることが大前提としてあり、後はどの番組を見るのかという選択肢でしたが、最近はテレビを見るのか見ないのかという選択に変わってきたと感じています。もちろん今でも大事な情報源としてその影響力は絶大ですが、大きな構造の変化が求められているようです。3~5年後、私の予想では系列テレビ局は好むと好まざるに関係なく、必要にせまられてネット対応となり、そのあおりでローカル局は存亡の危機に瀕しているのではないでしょうか。普通に考えて、系列の中継を無視すれば、愛媛県のような小さなエリアにローカル局が5つ(民放は4つ)も必要なはずがないのです。

【BRICS】
--- 成長の鈍化または衰退気味 ---
BRICSと呼ばれ、急成長を遂げてきたブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5ヶ国は、恐らく3~5年後も今とそれほど変わらないか、若干衰退気味であろうかと想像されます。具体的にどういうことかというと、これまで各種製品の生産拠点として目を見張る成長を続けてきましたが、これ以上の成長をするには、やはり創造性が必要になってきます。どれだけ近代化し、拡大しても工場は工場でしかありません。その工場で、何をどう作るのかを自ら生みだすことが出来なければ、どこまでいっても大きな工場止まり。今から3~5年でこれら5ヶ国が現状を抜け出せるとは思えず、逆に、追随している他の新興国に追い上げられ、頭打ち状態に陥っているかもしれません。ていうか、もうそういう兆候が出てきてますよね。

【航空】
--- LCCによる市場拡大 ---
近年日本でもLCC(Low-Cost Carrier)の運航が本格化し、これまで飛行機に乗らなかった層の利用が増えることによる市場の拡大が見込まれますが、今後数年は国内線・国際線共に激しい価格競争の嵐に巻き込まれると考えられています。 確かに既存大手航空会社には小さくない影響があるでしょうが、私は統廃合や合併を進めなければならないほどではないだろうと踏んでいます。例えば主要な国内路線は、やはりビジネスマンが収益の柱であり、彼らは少々の価格差よりも安全性と確実性で相変わらず既存航空会社を選択するでしょう。が、逆に言えば、少々の安全性と確実性を犠牲にしてもいい!とビジネスマンに思わせるだけのメリットをLCCが提示できれば、航空業界全体が本格的な構造変化へ向かうのではないでしょうか。LCCがそこまで突っ込んだ価格設定やサービスをするにはそれ相応の覚悟も必要でしょうから、その判断をする時期が3年後くらいになるのではないかと私は考えています。※要するに数年でLCCは追い込まれる可能性が高いのではないかということです。

【マンガ・アニメ】
--- ここが正念場。業界として自立出来るか ---
日本独特なサブカルチャーとして、最近は海外でも人気の高い日本のマンガ・アニメですが、私の感覚ではここ数年が正念場で、恐らくそれを乗り越えることが出来ず、長い時間をかけながら衰退していくのではないかと感じています。もちろん今も非常に優れた作品が次々と登場しており、平均的な質からいえば、昔より遥かに高くなっているのではないかとさえ思います。ただ、マンガを支えてきた出版、アニメを支えてきたテレビというメディアが、構造変化の荒波にもまれるこの数年後、マンガ業界・アニメ業界としてちゃんと自立出来ているかどうか‥。予想としては衰退としていますが、それは出版社のないマンガ、テレビ放送の無いアニメが仕事として成り立つ姿が現状からは見えてこないだけのことであり、他の業界に依存しない状態で自立することが出来れば、新たな局面が見えてくるのではないでしょうか。

【商店街】
--- 生き残るぞという本気度が大事 ---
各地で商店街が廃れ、シャッター通りと揶揄され、実際に人が集まらなくなってきています。モータリゼーションの波に乗り遅れ、消費者の足は郊外型大型店舗へ‥。地方都市は中心部でも昼間人口が減少しつつあり、今のところこの流れを止めるだけの有効な手段は見つかっていません。ただ、店主らが協力して地域の活性化に取り組み、客足が戻ってきている商店街もあると聞きますので、やり方次第ではまだまだ生き残ることも可能なのではないかと感じています。それに、公共交通機関に頼らねばならない高齢者のためにも、何とか商店街には頑張ってもらいたい‥というのが本音です。が、正直なところ、休日だというのに今時午後5時にはシャッターを下ろしてしまうような商店街に行ってみようとはなかなか思えませんよね(どこの商店街かは言いませんが)。

【印刷】
--- はっきり言って後は消え去るのみ ---
世界三大発明に「印刷機」が含まれるほど、印刷という技術の登場は世界を変え、さまざまな文化を生み育んできました。が、インターネットをはじめ昨今の電子機器の発達により、いろいろな分野において、わざわざ印刷をしなければならない必要性が薄らいできました。さらに今後、技術がどんどん発達していくと、本当に印刷物は半減どころか今の1/10、いやもっと減ってしまうだろうと予想します。例えば新聞紙サイズの電子ペーパーが開発され、記事は電波で次々最新のものに差し替るようになれば、当然新聞やチラシの印刷は消滅するでしょう。じゃぁ雑誌は?書籍は?普通に考えれば、包装紙やシール印刷、基盤への回路印刷など特殊なもの以外、ほとんどが消えてなくなるのではないでしょうか。って、さすがに3年後はまだ大丈夫でしょうけど。


2013年8月14日水曜日

男の料理

「男の料理」なんてネーミングにすると、男性代表みたいでおこがましいことこの上ないが、要するに「料理のさしすせそ」もわからないまま簡単・手軽に美味しい料理が作れればそれでいいというだけのこと。


今回の素材はモニター当選した長野県産のきのこ4種と、冷蔵庫に残っていたなすとかピーマンなどにとろけるチーズをふりかけてみようというパターン。

ということで、さっそくその1。「きのことなすのとろとろチーズホイル焼き」


ホイルに素材を放り込んでオーブンで焼いただだけという、まさに「男の料理」。ちょっと焼き時間を間違えてしまったけど(笑)、おいしいさは問題のない上級レベル(注意:当社比)。

レシピ等詳細はレシピサイトにアップしたのでそちらを参照。
https://www.oceans-nadia.com/products/detail.php?product_id=101829


続いては・・・ホイルをやめて、お皿にそのまま並べてオーブンで焼いただけという「きのことなすのとろとろ焼き」。


 素材としては先のものから、なめことえのきを除き、プチトマトを加えただけ。だが焼き時間を間違えなかっただけに超うまし。ま、料理の腕でもなんでもなく、単に素材のうまさが出てるだけなんだけどね。

こちらもレシピサイトに情報アップしているので、詳細を知りたいという方はそちらを参照。
https://www.oceans-nadia.com/products/detail.php?product_id=101842


ついでに(笑)、同レシピサイトに初投稿した男の料理「コンビーフ・コーン・アスパラガス」もご紹介。これは究極で、素材をフライパンに放り込むだけ。調味料も一切なし。でも超うまいんだよなー。


 写真で見てわかるとおり、どっちかっていうとビールがメインですね(笑)。

https://www.oceans-nadia.com/products/detail.php?product_id=101611


 また気が向いたら男の料理シリーズもアップしますね(^^)。