予定に入っていないどころか、その存在すらその場へ行くまで知らなかった絵島。岩樟神社を堪能?した後、いつもならすぐに車に乗り込み次の目的に向かうのだけど、この時は何かに吸い寄せられるように岩屋港前の公園へ。そして公園を抜けた私の前に現れたのが絵島でした。
岸壁に立つ私は、目の前の景色がにわかには信じられないまま、しばらく立ち尽くしました。好天に恵まれたのもよかったのでしょうが、抜けるような青空と紺碧の海、そして人の手ではとても作り得ないだろう岩肌、小さいながら、まさに威風堂々とした島の存在感に圧倒されるばかりでした。
この絵島が、国生みの神話に登場する日本最初の島「オノゴロ島」ではないかという説があるというのを知ったのは旅行終了後でしたが、その説はさもありなんと思わせるに充分な島でした。単なる美しい景色ではなく、こここそまさにパワースポットだと感じたのは私だけなのでしょうか・・・。
絵島
岩屋港の目の前にあり、10mそこそこの橋を渡って島へ渡ることも出来ます。島の頂上へも行けるルートがあるようでしたが、私は何だか恐れ多い気がして上へは上がりませんでした。私は見ることが出来ませんでしたが、夜はライトアップされているそうです。
おまけ:岩屋港の猫
私が絵島の撮影に夢中になっていると、とつぜん「ニャー」の鳴き声と共にトコトコとやってきた猫。逃げるどころか、私の足下にすり寄って来るではないですか。猫好きとしては、旅先で地元の猫と触れ合えるなんて最高のひと時。しばらくなでなでしていたのですが、猫が急に立ち上がったと思ったら、私の手に温かいものが...。う!こいつ、私の手におしっこをかけやがった!と言いながら、ニヤニヤしてしまう私は少々猫好きが過ぎるようです...。
で、猫は何事もなかったかのように、どこかへ行ってしまいました。
概要(淡路市の立て看板より)
太古、イザナギ・イザナミの二神が、国づくりの時最初に生まれた国が「オノコロ島」であり、淡路島を指すとされていますが、この絵島であるという説もあります。島の頂上にある石塔は、平清盛の兵庫築港の際に、人柱となった侍童、松王丸の菩提を弔うために建てられたものと伝えられています。この島は砂岩でできており、もとは陸つづきでしたが波の作用によって島となりました。この自然が生み出した絵島は、周囲の山水との調和も見事で、特に夜景は「海に浮かぶ光の舞台」として、神秘的な姿で人々を魅了します。島の美しさは万葉の昔から歌に詠まれ、多くの人々に愛されています。千鳥なく 絵島の浦に すむ月を
見るこよいかな
西行
住所 | 兵庫県淡路市岩屋884-4 |
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駐車場 | 恵比寿神社の前、岩屋港に3階建ての市営駐車場(岩屋ポートパーキング)があります。※1時間までは無料でした。 |
面積 | 1,153平方メートル |
各種情報
マップ
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