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2016年7月20日水曜日

フォークダンスは必須にすべきだ!

近頃、運動会などでフォークダンスを実施している学校が減ってきているらしい。その代わりにヒップホップダンスなどを取り入れているらしいが、とんでもない話だ!私は声を大にして叫びたい。「フォークダンスは必須にすべきだ!」と。

幼稚園や保育園では特に男女の区別もなく、みんなで手をつないでお遊戯とかしていたのに、小学校に入ると男女が手をつなぐなんてことはほぼ皆無となる。そしてそのまま各々グングン成長していき、小学校高学年や中学生あたりから思春期を迎える。異性という存在に戸惑いを感じ始めた、そんな時期に、運動会でのフォークダンスが登場するのだ。

女子がフォークダンスをどう感じるかは、残念ながら私にはわからないが、男子の大半が口では嫌だ!みたいなことを言いながら、実は内心超ドキドキしているのだ。もちろん意中の女子と手をつなげるかどうかなんてぇのもあるけど、実はこのフォークダンスで、男子は人生において非常に大事な気付きを得ているのだ。

上向きにして差し出した手のひらに、パートナーである女子がそっと手を乗せる。この瞬間、男子の身体中に電撃が走っていることを女子は気付いているだろうか。女子と触れ合ったからとかではなく、乗せられた女子の手の、予想もしていなかった柔らかさに衝撃を受けるのだ。

第二次性徴期により、見た目の男女差が明らかについてきたことはわかっていても、あくまでも外見上の差異であり、具体的に何が起こっているのかは理解してない男子。それが、わずかに触れたその手の柔らかさで、全てを一瞬にして悟ってしまうのだ。それが電撃となって身体中を駆け抜けるのだ。

同じ歳の野郎連中の手なんて、自分と似たような手で特に違いなんて感じなかったし、それ以前に違いがあるなんてこと自体考えてもいなかったのに、なんだこの手は。自分の知ってる手じゃない!この未知の生物かのような柔らかさは何なんだ!と。

そこで男子は気付くのだ。女子とはこんなに柔らかいのだ。こんなに柔らかいとすぐ壊れてしまうじゃないか。男子が守ってあげないといけないんだ!と。この気付きがあるからこそ、男子は女子に優しくなれるし、特に恋愛感情を抱いた女子を守ってあげよう、守ってあげたいと思うようになるのだ。

これがないと、きっと男子の中で正常な恋愛感情が育たないし、恋愛を面倒くさいものと感じてしまったりするのだ。近頃のゆとり世代が草食系だなんて言われるのは、この大事な気付きを逃したまま大人になってしまったからなのだ。

いや、自分はそんな電撃なんて走らなかったよ?という男性もいるだろう。それは否定しない。そういうこともあるだろう。が、この持論「フォークダンスは必須にすべきだ!」への異論は認めない。誰が何といっても認めない。フォークダンスこそが豊かな人生を形作る原点なのだから!!